新NISAが始まって一カ月半が経過しました。
S&P500、オルカンと順調な売上のようです。
政府主導で、銀行、証券会社、投資家が一丸となって投資信託の購入に殺到しています。
税金がかからないことの人気は、日ごろ消費税や所得税に悩まされている我々にとっては宝船に乗った気持ちになっています。
金融所得には20%の所得税が課税されます。
100万の利益がでれば20万円の課税です。
暴利です。まさにやらずぶったくりとはこのことでしょう。
しかも投資は自己責任。
新NISAというとてもありがたい環境を整備してあげたのだから、頑張って稼ぎなさい。
悪代官よりも強欲な日本国の支配者。
新NISAの一カ月半の投資額は5兆円とも50兆円ともいわれています。
このお金はどこに投資されたのでしょうか。
多くのお金はアメリカ企業、GAFASに投資されています。
GAFASによって我々の生活は便利になりました。これは事実です。
が、アマゾンにより本屋さんが店じまいし、小売店が倒産し商店街から人が去り、町の魚屋さんのお店が姿を消しました。
自分たちの文化を破壊し、生活を奪っていくGAFASに投資をする。
なにか大きな間違いを犯しています。
日本で運用されている投資信託は6000本以上あります。
投資信託を作り運用する人の顔が見えない投資信託がほとんどです。しかも、95%の投資信託は利益を出していません。顔出しをせず、利益も出ない投資信託で資産形成ができるのでしょうか???
もっと怖いことがあります。日本株は政策株が多いために、流通が不十分である。政策株を売却しないと投資家が投資できないと言い始めています。
確かに流動性が不十分な日本株は多いと感じる。
この流動性が不十分なことで、企業が守られてきたという側面は否めない。
TOTO
クラレ
大日本印刷
NIPPON EXPRES
高島屋
日揮HD
東宝
丸井G
UBE
帝人
ディーエヌエー
これらの企業が属する業界は臥せんかされている。
成長はないが、安定した経営が続いている。
こうした企業に火をつけることは、日本経済の起爆剤足りうる。
しかも、安定した企業運営なので投資に対するリスクは少ない。が、リターンは大きい。
外資が目を付けないはずがない。
国内投資に向かう投資信託を企画するひも付きではない投資信託運用会社の登場を待ちたい。
本多清六さんが歩んだ道。投資は究極の節約術を我々は歩み始める。
追いかければ逃げるの真理は、我々を究極の節約術=投資への道にいざなってくれる。
そして、投資はお金儲けではないことを肝に銘じよう。
投資は品格である。